メンタルケア

うつ病で復職するときの会社面談で気をつけるべき4つの注意点

2020-10-18

うつ病で復職するときの会社面談で気をつけるべき4つの注意点|だりあろぐ

 

復職の手続きで会社の人事面談があるんだけど…緊張する。
ヘマしないよう何に注意すればいいかな?

こんな悩みを解消します。

 

こんな方におすすめ

  • うつ病で休職して、回復してきた方
  • 休職期間の満了が近づいてきて、復職準備に入る方
  • 自分の気持ちを伝えることが苦手な方

 

今回は、うつ病で休職中の方が復職する際に会社面談で注意するべき4つのことについて紹介します。

 

休職をした方ならわかるかもしれませんが、復職するときには会社と相談する必要があります。

会社側もいろいろ手続きがある場合がありますし、鶴の一声ですぐに復職できる場合もあります。

うつ病で休職したら、会社の規定や方針によっては就労支援やリワークを受けてくださいと言われることもありますが、ここでは復職日までに行われる会社との面談の注意点をお話します。

 

本記事を書いている私は、現在うつ病で休職中です。先日、会社の人事面談等で当方の要望や職場環境の改善をお願いするなど、自分の気持ちを伝えました。

その際にリワーク先の心療内科の先生や臨床心理士、また友人などからもアドバイスをいただいたので、今回記事にしました。

 

会社との面談で不安に感じているあなたにきっと役立ちます。

最後まで読んで、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

注意点①本当に復職したい理由を深掘りする

注意点①:本当に復職したい理由を深掘りする

 

あなたが復職しようと考える理由はなんでしょうか。

 

ポイント

  • 休職したら復職するのが当たり前だから
  • とりあえず復職するのが筋だから
  • 転職したいけどパワーがないから
  • 休職満了が近いから

 

いろんな理由があると思いますが、果たしてその理由で復職して、長くその会社を勤める自信がありますか?

会社はたとえ持病がある方でも、毎日会社に出勤して長く勤めてほしいのです。

会社の規定によりますが、休職期間が数ヶ月から1年や、1年以上も認められるケースなど様々です。

それぞれの事情が違うので治療期間で十分な治療が受けられ、回復してきているかはわからないのですが、休職期間満了が近づいている場合は、病状に関係なく、復職するのかどうかを決めねばなりません。

 

ここで大切なのは、あなたが復職する理由は何か、ということ。

「とりあえず復職する」と迷いなく進むのもいいのですが、休職に至った経緯と原因やその対策、不安に思う事柄がまた起こったらその時あなたはどうするのか?を予測しておくことが大事です。

何も考えず復職するのと、ある程度予測しておき復職に挑むのとは全然違いますよ。

焦る気持ちもあると思いますが、自分の心の声を聞き、冷静に考えてみましょう。

※やっぱり今の会社に復職したくないとの結論が出たなら、転職も視野にいれましょう。

 

復職時の会社面談:

復職時の会社面談:

復職時の会社面談:

復職時の会社面談:

注意点②要望や求めたい配慮をしっかり伝える

注意点②:要望や求めたい配慮をしっかり伝える|だりあろぐ

 

いざ会社とやりとりが始まると、会社によっては保健師さんや産業医面談、人事などと面談があるかと思います。

休職中という負い目を感じる必要なく、自分の気持ちはしっかり伝えましょう。

 

会社があなたの気持ちを聞いたうえで、何をどうするのかは会社の判断です。

どんな答えが返ってきてもしっかり気持ちを伝えられたのなら後悔はしないし、自分がどうしたいのかおのずと答えも見つかるでしょう。

 

まずは復職するにあたり、よくあるのは「原則、元部署に復職」という社内ルールがあること。

うつ病で休職することになった原因が元部署であるなら、悩みどころですよね。

職場で一番多いストレスは対人関係といわれます。もしも休職に至った原因であるキーマンがまだ元部署にいるのなら、あなたは復職後その方と一緒に仕事ができるのか?コミュニケーションをとったり同じチームでプロジェクトを遂行できるのか?今一度考えてみましょう。

 

困難だと思うことがあったり工夫することで回避できたり、改善してほしい事柄があったりする場合は自分なりの考えをまとめておき、会社の面談ではしっかりと伝えることが肝心です。

ここでひるむと、同じことの繰り返しが待っているかもしれません。休職した当時を思い出して振り返りをすることが大切です。

辛い記憶を呼び起こすことになりますが、自分を責めたり追い詰めたりはせず、客観的に冷静に書き出していきましょう。

 

そして、会社に自分の意向をしっかりと伝えるという行動を起こしましょう。

会社は組織として一個人の要望は受けられないと理由をつけたりして、便宜を図ってくれる可能性は低いかもしれませんが「しっかりと伝える」ということが大切なのです。

 

注意点③できることできないことリストを作成する

注意点③できることできないことリストを作成する|だりあろぐ

 

休職前にいた元部署に戻ることが決まっている場合、不安が多いですよね。

うつ病は完治する病ではないので、寛解という言葉が用いられます。

うつ病の治療を行いながら働いている方も数多くいますが、うつ病の認知機能障害は主に記憶や注意、遂行機能(前頭葉機能)の領域に見られるために、以前はできたのに復職後はやれないかも…と不安に感じる事柄もあるでしょう。

 

※前頭葉と前頭前野とは

・前頭葉:主に思考や、判断し行動する機能をつかさどる部分
・前頭前野:前頭葉の一部で、前頭葉の大部分を占める

※前頭前野の働き

考える・行動や感情をコントロールする・コミュニケーションをとる・記憶する・応用する・集中する・やる気を出す

 

不安解消も兼ねて、できることできないことリストを作成してみましょう。

自分が今復職して毎日働くことになったら、これはできるけどこれはできないかもしれない…と客観的に確認することができますし、大きな不安要素があれば復職前に相談したり、緩和できないかお願いすることもできますよね。

できることできないことリストの作成は重要な作業なので、ぜひ復職する前に一度書き出してみることをおすすめします。

 

自分が何を不安に思い、以前と比べて今できないことは何か。工夫すればできるようになることなのか、どうしてもできないとしたら理由はなんなのか。深掘りすることで今の自分を見つめることができます。

 

注意点④再発防止策を作成し、振り返りをする

注意点④再発防止策を作成し、振り返りをする|だりあろぐ

 

会社としては長く安心して勤めてほしいので、うつ病が再発してまた休職することを懸念しています。

勤続年数にあわせて年単位で休職期間を設けている企業ならば、治療に専念してもらうことで再発防止にも取り組んでほしいと考えています。

再びうつ病が悪化して休職とならないように再発防止策を考えることは、あなたのためにもなるし、会社が望む場合もあります。病状が落ちついているなら、再発防止策を作成をおすすめします。

 

1. ストレスへの対策を考える

休職前のあなたがストレスに感じていたことはなんでしょうか。

当時どう感じていたのか、考え方や具体的な対処方法など書き出してみましょう。

 

仕事上のストレスへの対策

・仕事上のストレス(仕事量や仕事内容、対人関係や通勤時間など)
・対策(考え方の工夫、具体的な対処法など)

 

仕事以外のストレスへの対策

・仕事以外のストレス(家族の問題、友人関係、住環境など)
・対策(考え方の工夫、具体的な対処法など)

 

もしも復職して同じことが起こった場合、対処ができなければうつ病が再発したり悪化してしまうかもしれません。

「再休職してしまいますよ!」と言ってしまいたいところですが、そんなことよりもあなたが再び苦しい思いをしてしまうことの方が私は辛いのです。

再発防止策を作成するにはかなりパワーを使いますので、病状が安定してきたら取り組むとよいでしょう。

 

 

2. 実行できるストレスコントロール法を書き出し知っておく

ストレスは小さいうちに解消させておくことが大切です。

積もり積もると簡単に解消できなくなり、うつ病が再発したり悪化したりしてしまいます。普段から解消できるものをリストアップしてみましょう。

 

例えば、こんな感じで例をあげてみましょう。

ストレス対策とリラックス法の例

 

 

 

 

 

 

 

まず、ストレスを受けるケースを「仕事中、帰宅後、休日」の3つに分けます。

そして仕事中にストレスを受けた場合の対処法を書き出していきます。

同じように、帰宅後や休日も何をすればストレスが解消するのか事前にリストアップしておけば、毎回考えずともこのリストから探して実行すればよくなりますね。

 

復職後は毎日週5日出勤できることが原則ですから(ex.週休2日制)毎日の疲れは翌日にできるだけ持ち越さないようにする工夫も大切です。

負荷の大きいものは休日におこなうようにし、平日の帰宅後は活発な交感神経を、ゆっくりと副交感神経を優位にするようにリラックスできる行動を心掛けましょう。

 

交感神経・副交感神経って?

内臓の働きや代謝・体温などをコントロールする自律神経には、活動する昼間に活発になる「交感神経」とリラックスしている夜間に活発になる「副交感神経」の2種類あります。例えると、交感神経がアクセルで副交感神経がブレーキのようなものです。

 

 

 

仕事中のストレスコントロールは、一旦その場から離れるがおすすめです。

無言で立ち去ると周りも怒りや悲しみに翻弄されていなくなったと思うかもしれないので、「お手洗いにいってきます」「考えをまとめたいので10分ほど時間をください」など一言添えて離席するとよいですね。

原因となる事柄から離れたらくよくよ考えるのをやめて頭を切り替え、上記の表のように他のことに集中してみましょう。

場所を変えて気分転換することで考える力が回復して、問題に前向きに取り組めるようになりますよ。

 

3. リラックス法の書き出しと習慣化

ストレス対策とリラックス法は似ていますが、前者はできるだけストレスを小さくしたり解消できる方法、リラックス法はあなたが心地よくなれる方法を考えましょう。

好きな趣味に没頭したり、小説や映画などに集中したり、あるいはアロマを炊いて温かいハーブティーを飲んだり。

女性ならご褒美として少し高価なフェイスマスクで念入りにスキンケアをしながら、香りでリラックスしたり。

 

うつ病の病状が悪いときには思いつかないものも安定しているときに書き出しておくことで、いつでも見返せるます。

小さなことでも心地よいと思うことは普段からやってみるよう習慣化するといいですね。

 

 

復職時の会社面談:後悔しないためにもしっかり伝えよう

まとめ:後悔しないためにもしっかり伝えよう|だりあろぐ

 

今回は、うつ病で休職中の方が復職する際に会社面談で注意するべき4つのことについて紹介しました。

 

本記事のおさらい

  • 本当に復職したい理由は何なのか、深掘りしよう
  • 復職後の不安は会社側にしっかり伝えよう【重要】
  • 今の自分ができること・できないことをリスト化しよう
  • 再発防止策に取り組み、ストレス対策やリラックス法で自分を守ろう

 

復職するためには会社とのやりとりは必須です。

緊張するかもしれませんが、あなたの考えをまとめておくことで会社の面談でしっかり伝えることができます。

 

ただし、どうなるかは会社次第。

会社は組織として一個人の希望を簡単に聞いてくれるとも思えないので、どうしても譲れない部分なら再度交渉する、妥協できる部分ならば譲歩するなど、自分の方針も考えておくと覚悟が決まったりします。

大事なことは、まずは復職に向けて行動している自分を褒めましょうね。

 

「復職する」ということは社会の一員に戻るということで、うつ病の治療もしながら働いている方も多いと思います。

焦らず、無理を重ねず、頑張りすぎないように意識してくださいね。

 

 

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