
もう二度と自分では運転できないのかな?
こんな悩みを解消します。
突然、あなたが車椅子ユーザーになってしまって…「もう二度と車の運転はできないのか」と落ち込んだりしていませんか?
車椅子ユーザーになっても、車の運転って出来るんですよ!
実際車椅子ユーザーの私は、手動運転装置をつけた車で、昔でいうとブイブイ運転していますから(笑)ご安心ください。
本記事では手動運転装置とは何か、どうやって免許更新などをするのかについて紹介します。
この記事を見て、運転をあきらめてしまったあなたにも、再び楽しい運転ライフが訪れますように。
車椅子ユーザーになっても車の運転を自分でする方法とは
足でアクセルやブレーキペダルが踏めないと、二度と運転できないと思っていませんか?
私は長年の車椅子ユーザーですが、同じように思い悩み、一度は運転をあきらめました。でも今は、手動運転装置をつけた車でバリバリ運転しています。
移動手段に悩むこともなくなり、ストレスも減りました。
どうやったら手動運転でまたドライブができるようになるのか、運転免許証はどうなるのかなど自身の体験談も交えながら、車椅子ユーザーが車の運転を自分でする方法について説明します。
本記事は前提として、車椅子ユーザーになる前から運転していた方、すでに運転免許証を持っている方を対象に説明します。
運転免許試験場に行って臨時適性検査を受けよう
- 車椅子ユーザーが運転免許証を更新したい場合には、運転免許試験場などで臨時適性検査を受ける必要があります。
- 判定には無条件適格・条件付適格・不適格の3種類があります。
- 無条件適格・・・免許証の変更は不要。車の改造も不要。
- 条件付適格・・・障害の程度により、免許証の運転の条件等に文言が追記される。車の改造が必要。
出来れば前もってお住いの地域の運転免許試験場に電話連絡をいれ、車椅子ユーザーであることや臨時適性検査を受けたいことを伝えましょう。
必要な書類がないか、身障者用トイレやエレベーターの有無、身障者用駐車場の確認もできるといいですね。
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【障害者などの各支援マーク】シンボルマークの意味を知っていますか?
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適性検査ってなんだろう?
障害の程度によって、どんな操作ができるのかできないのかを見るための適性検査です。
ゲームセンターに1台に1人ずつ乗れる×4台並んで同時にレーシングするゲームありますよね。あのマシンのペダルが手動装置と連動しているもの、と言えばわかりやすいでしょうか。
例えば、私の住む大阪では運転免許試験場が門真と光明池の2か所にあり、運転シュミレーターはほぼゲーム感覚で操作できます。
受傷した経緯などについても聞き取りがありますよ。
手動運転装置ってなんだろう?
通常、足を使ってアクセルやブレーキペダルを踏みますが、肢体不自由な方が手だけでアクセルブレーキなどの操作ができる装置のことをいいます。
この装置は足で操作するペダルと連動してつけられていて、前に押すとブレーキ、後ろに引くとアクセルを踏んでいる形になります。(見た目もブレーキペダルがっつり押し込んでます)
手動装置のメーカーにもよりますが、固定ロックすることで普通に健常者が運転することも可能です。
旅行などでは交代で運転することもできて便利です。
運転の条件等の変更ってなんだろう?
眼鏡やコンタクトレンズを使用して運転する人には運転免許証の運転の条件等には「眼鏡等」と記載されますね。
今回のように車椅子ユーザーが条件付適格の判定であった場合には「AT車限定でアクセルブレーキなど手動に限る」などの文言が追加されます。(障害の程度によって文言は変わるでしょう)
参考にどうぞ
- 身体障害者手帳があれば、自動車改造費の助成制度が受けられます。
お住いの区役所の障害福祉課に問い合わせてみましょう。 - 身体障害者手帳の種別、障害の区分・級別により、駐車禁止等除外標章(身体障害者等用)の交付を受けられます。管轄の警察署の交通課に問い合わせてみましょう。
- 車椅子ユーザー本人が運転する車には、身体障害者標識(通称:四つ葉マーク)をつけましょう。(肢体不自由を理由として運転免許証に運転の条件等の文言が追記されているドライバーを対象としたマークです。)
- 車の保険など、新運転免許証に合わせて適宜保険内容を見直しましょう
- 車を購入する場合は、車の本体価格が非課税になったり、低金利で貸付金を借りられたり、自動車税の減免の手続きもできます。車のディーラーさんや管轄の区役所等に相談してみてください。
- 自分で車椅子を車に乗せる方法については、自主練習する必要があります。
YouTubeなどで車椅子ユーザーの方が動画をアップしていますので、検索かけてみてくださいね。
【オススメ】イスブさんが多くの動画をまとめてくださっています。感謝です!
車椅子ユーザーが車の運転を自分でする方法のまとめ
病気や事故などで身体障害者で車椅子ユーザーになってしまっても、上記のような手順を踏めば、今までと同様に本人運転でドライブやカーライフを楽しめます。
障害の程度によりますが、肢体不自由であっても手動運転装置があれば本人運転できることを知ってもらえたら幸いです。